会社概要 事業内容 代表プロフィール コラム お問い合わせ VRAへ ↗

動物病院のAI活用、結局なにから始めればいいのか:失敗しにくい導入の順番

2026年9月1日公開|執筆:保坂創史(獣医師・日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)

「AIを何か使ったほうがいいとは思うんだけど、何から始めればいいの?」——同業の先生からいちばんよく受ける質問です。ツールは増える一方で、どれも良さそうなことが書いてある。結果、何も始まらない。足りていないのは情報ではなく、選ぶ基準だと思います。

基準は3つ:毎日ある・型がある・タダで試せる

私が勧める基準はシンプルです。

この3条件で動物病院の業務を眺めると、候補は自然に絞られます。カルテ作成、定型文書の作成、定型的な問い合わせ対応。この3つです。

順番は「自分の負担」から「病院の仕組み」へ

第一歩:カルテ(今日から一人で始められる)

最初の一歩には、獣医師一人の判断で今日から試せて、効果が自分の残業時間で測れるものが向いています。診察の録音からのSOAP生成はまさにこれで、スタッフの調整も設備投資も要りません。1週間使えば、続けるかどうか判断できます。

第二歩:文書(型を決めて広げる)

カルテで「AIドラフト+自分で確認」の運用に慣れたら、紹介状や検査結果報告書に同じ運用を広げます。文書の型を決める作業が入るぶん、二歩目に向いています。

第三歩:問い合わせ(スタッフを巻き込む)

ホームページやLINEの自動応対は効果が大きい一方、登録情報の整備やスタッフへの説明といった「病院の仕組み」側の準備が要ります。個人の道具で成功体験を作ってから着手すると、院内の合意が取りやすくなります。

共通の原則:AIは下書き係、確定は獣医師

どの段階でも原則は同じです。AIには下書きと定型対応をさせ、医療上の判断と最終確認は獣医師が持つ。この線引きを守っている限り、AI導入は「診療の質を下げるリスク」ではなく「診療以外の負担を下げる仕組み」として機能します。始める順番に迷ったら、今日いちばん疲れている業務からで、だいたい合っています。

まずは診察1件の録音から:VKAで試すのが最短です

当社の Vet Karte AI(VKA) は、診察を録音するだけでSOAPカルテのドラフトができる、動物病院のAI導入の「最初の一歩」に向いたツールです。アプリのインストール不要・月30分まで無料・クレジットカード登録も不要。今日の午後の診察1件で、効果をご自身の時間で測ってみてください。文書作成の VRA、問い合わせ対応の VetCall への拡張は、その後で十分です。

VKAを無料で試す →
保坂創史
執筆:保坂創史(獣医師)
プラシア合同会社 代表社員。南大沢どうぶつ病院・多摩八王子動物がんクリニック院長。日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種。自院の診療で感じた課題をもとに、獣医師向けAIツール(VRA・VKA・VetsLogic・VetCall・VetLink)を開発しています。プロフィール詳細