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昼休みがカルテで消える獣医師へ:休憩を取り戻す順番

2026年10月8日公開|執筆:保坂創史(獣医師・日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)

午前の診察が12時半に終わる。そこから溜まったカルテを書いて、検査結果の電話を2本かけて、午後のオペの準備を確認したら14時。昼ごはんは10分で流し込むか、抜くか。こういう昼を過ごしている先生は多いはずです。私も長くそうでした。

昼休みは「午前の残務処理時間」になっている

時間割の上では休憩でも、実態は午前診のオーバーフローの受け皿です。中でも一番大きい塊がカルテのまとめ書きです。診察中に書き切れなかった分が昼に繰り越され、昼で終わらなければ夜に繰り越される。繰り越すほど記憶は薄れて、1件あたりの時間は逆に伸びていきます。

休憩が削れることの影響は、気合いで補えるものではありません。午後の診察は判断の連続で、判断の質は疲労で確実に落ちます。昼休みの確保は怠けの話ではなく、午後の診療の質の話だと考えたほうが実態に合います。

繰り越しをなくすには、診察中に記録が「できてしまう」こと

昼のまとめ書きを減らす方法として「診察ごとに2分でも書く」という運用努力がよく語られます。正しいのですが、混んでいる日ほど守れないのが弱点です。もう一段根本的なのは、診察そのものから記録が生成される形にすることです。

診察中の会話を録音してSOAPを自動生成する仕組みだと、午前診が終わった時点で、各症例のカルテドラフトも一緒にできあがっています。昼にやるのは、ドラフトを開いて確認し、必要な修正をして確定する作業です。ゼロから書くのと比べて、1件あたりの時間も、取りかかるまでの気の重さも違います。

電話とオペ準備は昼に残していい

昼の仕事を全部なくす必要はありません。検査結果の電話や午後の準備は、昼にやるのが合理的な仕事です。問題は、そこにカルテのまとめ書きが同居して、休憩そのものを食い潰していたことです。一番大きい塊を診察時間の中に返してやると、電話とオペ準備を済ませても、ごはんを座って食べる時間は残ります。まずはそこまでで十分ではないでしょうか。

VKA:午前診が終わった時点で、カルテのドラフトも終わっています

当社の Vet Karte AI(VKA) は、診察中の会話の録音からSOAPカルテを自動生成します。診察と並行してドラフトができていくので、昼休みの仕事は「まとめて書く」から「ざっと確認する」に変わります。アプリ不要・月30分まで無料で試せます。

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保坂創史
執筆:保坂創史(獣医師)
プラシア合同会社 代表社員。南大沢どうぶつ病院・多摩八王子動物がんクリニック院長。日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種。自院の診療で感じた課題をもとに、獣医師向けAIツール(VRA・VKA・VetsLogic・VetCall・VetLink)を開発しています。プロフィール詳細