高齢の飼い主さんや通院が難しい患者さんのために往診をしている先生、また訪問診療を軸にしている先生に共通する悩みがあります。記録をいつ、どこで書くのか。診察室なら目の前にカルテ端末がありますが、訪問先の居間にはありません。
訪問診療の記録は、構造的に薄くなる
往診の一日は移動と診察の交互で進みます。1軒終わったら次の家へ。カルテを書くタイミングは車の中か、全件終わって病院に戻ってからです。車内では書きづらく、戻ってからでは数軒分の記憶が混ざります。「あの療法食の相談をしたのは佐藤さんの家だったか、鈴木さんの家だったか」。院内診療よりも記憶の負荷が高いのに、書く環境は悪い。記録が薄くなるのは、怠慢ではなく構造です。
しかも往診の患者さんは高齢だったり慢性疾患だったりで、経過の記録が特に大事な層です。記録が一番必要な診療形態で、記録が一番書きにくい。この食い違いをどう埋めるかが、訪問診療の実務課題だと思います。
「書く」のをやめて「話す」に切り替える
訪問診療と相性がいいのは、音声ベースの記録です。使い方は2通りあります。
ひとつは訪問先での診察をそのまま録音する方法。飼い主さんとの会話——自宅での様子、食欲、投薬の実際——がそのまま記録の元になります。訪問診療は診察室より会話が豊かなので、録音から生成されるSOAPのS(稟告)はむしろ院内より充実します。もうひとつは、車に戻って発車前の1〜2分で口述する方法。「山田さんちのミケ、体重2.9で先週から100g減、皮下点滴150ml実施、次回は金曜」と話すだけで、整理されたドラフトになります。
どちらでも、病院に戻る頃には全件のドラフトが揃っています。夜にまとめて記憶を掘り起こす作業が消えるのは、院内診療と同じです。
訪問先での録音は、一言添えてから
ご自宅での録音は診察室以上にプライベートな空間の音を拾うので、「記録のために録音させてくださいね」の一言を必ず先に。据え置きの掲示ができない分、口頭での説明が院内より大事になります。録音データの保存期間が短く、学習に使われない仕組みを選んでおくと、この説明も堂々とできます。
VKA:訪問先でもスマホひとつで記録が終わります
当社の Vet Karte AI(VKA) は、スマホのブラウザから使える録音→SOAP自動生成サービスです(アプリのインストール不要)。訪問先での診察を録音するか、車に戻って口述すれば、移動中にカルテのドラフトができあがります。録音音声は3日で自動削除・AIの学習には不使用。月30分まで無料です。
VKAを無料で試す →