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健康診断の結果が「数値の羅列」で返っていないか:健診を次の受診につなげるレポートの作り方

2026年10月1日公開|執筆:保坂創史(獣医師・日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)

秋の健診キャンペーンで血液検査とX線を受けてくれた飼い主さんに、検査機器から出力された数値の一覧表を渡して、口頭で「大きな問題はなかったですよ」と伝える。よくある健診の返し方ですが、これは少しもったいないことをしています。

「問題なし」で終わる健診は、次につながらない

健診の価値は、異常の早期発見だけではありません。その子の「正常のベースライン」を記録すること、そして飼い主さんの予防意識を育てることにも価値があります。ところが数値の一覧と「問題なし」の一言では、飼い主さんの手元には意味の分からない紙が残るだけです。次の年も受けようという動機は、そこからは育ちません。

一方、読めるレポートを渡された飼い主さんは違う反応をします。「腎臓の値は正常範囲だけど、去年よりわずかに上がっているので来年も見ていきましょう」と書いてあれば、来年の健診は「勧められたから受けるもの」ではなく「経過を見るために受けるもの」に変わります。

読めるレポートの構成

難しいものではなく、A4一枚で足ります。

手間の壁は、ここでもドラフト自動化で越える

健診シーズンは件数がまとまって出るので、レポートを1件ずつ手書きしていたら現場が止まります。検査結果をアップロードして飼い主さん向けの文章スタイルでドラフトを作らせ、獣医師は総合コメントと次回の提案を自分の言葉で仕上げる。この分担なら、健診20件の週でもレポート運用は回ります。健診を「その日で完結するイベント」から「毎年つながる診療」に変える投資として、割に合うと思います。

VRA:健診結果からレポートのドラフトができます

当社の Vet Record AI(VRA) は、血液検査の結果やX線などの検査画像をアップロードすると、検査結果報告書のドラフトを自動作成します。文章スタイル「やさしい説明型」を使えば、飼い主さん向けの健診レポートに向いた平易な文章で出力されます。無料プラン(月5症例まで)でお試しを。

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保坂創史
執筆:保坂創史(獣医師)
プラシア合同会社 代表社員。南大沢どうぶつ病院・多摩八王子動物がんクリニック院長。日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種。自院の診療で感じた課題をもとに、獣医師向けAIツール(VRA・VKA・VetsLogic・VetCall・VetLink)を開発しています。プロフィール詳細